ゴム風船の、美しさかな

いろとりどりのゴム風船が爆ぜる様ーーまことに人生、一瞬の夢

【感想】孤独ノユリカゴ体験版

『孤独ノユリカゴ』体験版を読了しましたので早速感想を綴っていきたいと思う。

 

今回の記事は、体験版の概要や感想、気になった点などを書いていきたいと思います。そのため今までの記事よりも若干画像数が多いです。ネタバレを含みますので、嫌いな方は一旦このページを離れて欲しいです。

 

『孤独ノユリカゴ』は同人ゲームサークルSILK P.O.D.(http://silkpod.jp/)の新作ノベルゲームだ。新作ということは前作もあるわけですが、わたしはプレイしていないため、前作との比較ができませんのでご了承ください。

 

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参考プレイ時間:1h

全年齢対象

体験版公開日:2017/07/15

 

 

 体験版概要

始まりは澪と一葉、そして主人公の絡みから(その前に意味深な詩の一部や、MDプレイヤーがでてきますが)。

 

ある日を境に死んでしまった澪といなくなってしまった一葉。

主人公はその日から一年が過ぎ去ろうとする数日前からその時の光景をフラッシュバックするようになる。そして澪にそっくりなレイが主人公の目の前に現れて……

混乱する主人公の生活はそこから……

 

どうも主人公は過去のトラウマを引き摺っているらしい。まだまだ謎が多く語ることがあまりない。

製品版が楽しみである。

 

 

『ドン・ジュアン』

 

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始まりはこの文章から

Nothing more true than not to trust your senses;

  And yet what are your order evidences?  

‘T is strange,-but true; for truth is always strange;

  Stranger than fiction; if it could be told,... ...

                    ――George Gordon Byron

DON JUAN, CANTO THE FOURTEENTYより一部抜粋

 

日本語では「事実は小説より奇なり」といえば分かり易いでしょうか?

 

一部(‘T is strange,――)を訳してみますと

 

奇妙なことだが、真実だ

なぜなら真実は常に奇妙であり

作りごとよりも奇妙だから……

 

なんだか「事実は小説より奇なり」とはニュアンスが異なりますね。

実際のニュアンスとしては、作りごと(フィクション)が現実味を帯びていないからって卑下するのはおかしい。といったところでしょうか。

詳しくは『ドン・ジュアン』の第14歌を通して読んでもらえれば分かるかと。

 

ドン・ジュアン (岩波文庫)

ドン・ジュアン (岩波文庫)

 

 

英文でもいいから早く理解したいという方は以下のリンク、下から2節目に`T is strangeーーがあります

Don Juan: Canto The Fourteenth - George Gordon Byron

 

赤い空

たびたび赤い空の描写が出てきます。澪が死んだときも、レイとの会話の時も…

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血で染まった…恐怖感が掻き立てられますね。

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「赤い空」は今作のキーワードなのでしょうか。

 

MDプレイヤーと時間軸

最初に出てくるMDプレイヤーはこれ。

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最後に出てくるMDプレイヤ―はこれ。

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ちなみに[1100010/111/1010]は二進法で、十進法に直すと[98/7/10]となります。

 どうも三つの時間軸があるようです。謎は深まるばかり。

 

シナリオ

 どうも『ドン・ジュアン』の「‘T is strange,-but true; for truth is always strange;Stranger than fiction; if it could be told,... ...」の部分がが気になる。

これは何を意味しているのか、どのように物語に絡み合ってくるのかetc…

この物語は現実なのか、はたまた……

 

途中で気になったのはこの部分。蛾が電灯に寄っていくシーン。

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主人公が猫に気を取られているうちに蛾はいなくなってしまう。はたしてそれが意味するものとはなんでしょう?

 

気に入った点

なんといってもBGM。電波らしいピロピロピロみたいな効果音や、場面によって異なる反響をするピアノの音色。これがおおいに雰囲気を盛り上げ?ていました。

 

他にもさまざまな演出を感じ、終ノ空を想起したのは私だけでしょうか?

 

最後に

とても楽しみな作品ですね。

体験版ということもあり謎だらけ。それだけに全容がつかめずどのような展開になるかによって評価がかなり変わりそう。

ともかくいい意味で期待を裏切ってほしい。

 

最後のサークルの内情は同人っぽさがあってとても佳かったですね。

 

 それではみなさま、さようなら。